子ヤギに会ってきたよ(ぽん吉の里)2003/5/1-2 P-2もくじ][トップページ]

5月1日、やっと子ヤギを見に行くことになりました。 生まれたとき、「かわいいからすぐ見に来い」と誘われてから、一ヶ月も経ってしまいました。

ずいぶんと大きくなり生意気になったと言われたけど、それほど気にはしていませんでした。 本人は忘れているらしいけど、なにしろ去年の夏、初めて生後3ヶ月の子ヤギを買い、「かわいいよー。見に来ない?」と言っていたのです。 そりゃ、生まれたばかりよりは多少生意気になったろうけど、充分かわいいはずです。 なにしろ生後一ヶ月ですからね。


子供は元気
 


ナズナちゃん抱っこ

駅で「ややや」「どもども」と挨拶を交わしたら、第一目的達成。 実際会ってみると、これといって話すことはないものです(笑) かわいい子ヤギを抱っこし、その他の家族(ニンゲン動物双方)とも挨拶し、焼きたてパンを食べたら、あとはやることがない。 ぼーっとしていたら時間が経ってしまいました。 これぞ、ぽんの里の正しい過ごし方かな?

とはいうものの、ブヨがダメな体質としても、ある程度抜かりなくぼーっとしなくてはならない??? ハッカスプレーに防虫スプレー、ネット付き帽子での防御はキホン。 それでも、朝夕と、動物たちのそばは要注意なのですね。 みなさんの協力のおかげで今回も無傷で生還できました。
 


オッパイに吸い付く

自前ミルクタンク

一時休息の母

ヤギは不思議な動物です。 ぽん吉さんの家畜でなかったら、これほど直に触れることは出来なかったでしょう。 そして、その不思議さにも気付かなかったに違いありません。

前歯は下にしかなくて、唇?を使って草をむしり取るようにするのです。 背骨が浮き上がって見えるくらいでちょうど良いという体格と対照的に、まるまるとした乳房。 歩きにくいほどにふくらんだタンクは驚異です。 品種改良された家畜なんだなあと、しみじみ感じました。

そしてなにより、一番驚くのは、その瞳孔。 明るいところで瞳孔を絞ると、漢数字の「一」の形なのです。 ぐっと力を入れて筆をおろし、最後に「止め」をして、手書きで書いたようなのです。 手書きだから、当然、一頭一頭微妙に違います。 この目で見られたら、「コイツ、何考えてるんだ?」と頭を抱えることうけあいです。 しかも、今回は集団!

その感動的な目、肝心の瞳孔接写を忘れました。 しかたなく手持ち写真から、目の部分だけをクローズアップしました。 ぽん吉さんに外注してますので、しばらくお待ちください(笑)


上の写真、ヨモギ母の目

このページ1枚目の写真、つくしの目


見た感じ400gくらい? 

ボトルの使い方も慣れたもの

母フレミッシュと
新しく入ったニュージーランドホワイトと、フレミッシュとの混血の、仔うさぎが生まれていました。 やたらに愛らしくて、ペットとして売り出しても充分やっていけそうな雰囲気です。 とはいえ、みな家畜。 家畜とペットの差は大きくて、ふだんPと暮らすわたしには、正直、複雑な思いになります。 いろんなうさぎがいるということを、実物を通して感じます。

二日目昼は、前日から煮込んでくれた、うさぎ肉のカレーだと聞いていました。 もしかして抵抗が大きいことも考慮して、自分で給仕すると、あらかじめ宣言しておきました。 しかし、ほとんど抵抗なくクリアでき、レベルアップを感じました(笑)

しかし、抱っこしたり親身に世話したりは、昼ご飯のカレーのことを知ってるだけに、今ひとつ気が進まない。 この辺がわたしの限界かと感じますが、無理せずぼちぼちやっていくことにしています。 抵抗がある分、大切にしているうさぎをつぶして歓待してくれた気持ちを、強く感じられるに違いない、などと開き直っています。 ぽん吉さんもそのあたりのこと、暗黙のうちにわかってくれていることですし、気にしないことにしています。 それにま、そういう心情は時間にすれば、ほんのちょっとですしね。


野外で食べる焼きたてパンの味は格別

定点観測、ぽん沢の桜

うさ爺、ひっそりと健在
手ぬぐい製の頭巾のような帽子のようなものを被ったぽん吉さんは、田舎暮らしがますます板に付いていました。 彼女の暮らしは、わたしが知り合った当初から、「田舎暮らし」であって、「カントリーライフ」ではありませんでした。 このニュアンスの違い、伝わるといいけど。

この気負いのなさのおかげで、わたしが遊びに行けるわけです。 ペット溺愛飼い主としては、家畜を飼う友人をもてたことは、自慢でもありますが、苦労して作った休みに、都会的軟弱消費生活者代表として、いちいち説教されてはたまりません(笑)

今回も同行のラッコさんは、動物や草を見ているだけで楽しいんだそうです。 悟りの境地のように見え、なんとも頼もしい限りです。 一方わたしは、ぽん吉さんとたまたま親しくならなければ、こんな不便なところまで、何度も足を運ばなかったと断言する都会派です(笑) しかしこれも何かの縁、帰ってくるとまた行きたくなるのがフシギです。

次は天文台のある宿泊施設に泊まりたいなあ。 ぽん吉さんも、少なくとももう一度は、Pがあの世に行く前に、うちに来ないといけません。 遊びに行ったら、「次はうちに来てね」と言いたくなるのが人情であり、それに答えるのが浮き世の義理、いえ、人としての道ですよ!


帰宅したら、風邪で発熱してしまいました。
パワーダウンした飼い主に、P-2はぐれたりせずいい子でした。 

ペットはペットなりに処世術を習得し、なかなかカシコイ(笑)


ヤギに興味を持った方は、ぽん吉さんのHPをご覧くだ さい。→ My Little Life In A Little Place

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