雨の遠足 ズーラシア 2005/6/15 P-2もくじ][トップページ]

休みを合わせて、ラッコさんとズーラシアに行くことにしました。
そこは増井光子さんプロデュース(?)の動物園ということで、かねてから行ってみたいと思っていたのです。しかし、ふと気がつくと今年は開園6年めとか。月日のたつのは速いモノです。

ゾウさんの水浴び場
5時にPに起こされ、窓の外をのぞくとすでに雨。うーむ、昨夜の予報では、曇りのち夕方から小雨だったのにぃ。ネットにアクセスすると、神奈川県は終日小雨の予報。栗橋は雨雲の伸びた細い腕の上で、たまたま早朝から雨らしい。

やっと合わせた休日、大雨ならエプソン水族館に変更だけど、小雨なら決行と決めていました。電話してレインコートとサンダルでしのごうと、決行を確認。サンダルに素足なら、びしょ濡れになっても拭けば済む。よしっ、そうと決めたら雨なんかに負けないゾ!

しかし、空はどんどん暗くなってきます。8時過ぎにゴミ出しする頃には激しい雨となり、カミナリが鳴ってもフシギではないほどのお天気。もう後戻りは出来ない。8:42の電車で出発。渋谷で乗り換えたら、電車の中にカサを忘れた。なに、よくあること。キオスクで買えばいい。二人とも2時間ほどの長い道程だったけど、10分ほどの誤差で合流できました。雨以外は順調です。

中山駅のキオスクで立派なカサを買い、ズーラシア行きバスに乗りました。「動物園入り口」というバス停で降りたら間違い、終点まで乗るのが正解でした。坂道を上っていくと、動物園関係者らしいカッパを着たおじさんがいたので、道を確認しました。「こんな雨でも動物園に行くのー!」と、まじで驚かれました。現場に着いたら、まずは休憩して疲れをいやそうと、それをハゲミに歩きました。
たどり着いたらゲートのカフェは休みでした。地図を見ながら、休憩所を目指します。ゾウさん、オランウータンさんなどを眺めながら、ジャングルカフェに着きました。やれとやれと安心した私たちの耳に館内放送が。「園内はすべて禁煙です。喫煙は決められた場所でお願いします。」ガクッ。(二人ともヘビースモーカー)

パンフを見ると、オージーヒルというカフェに喫煙マークが付いています。次の目標は決まりました。そこではお茶だけ飲んで、出発。


バクさん

トラさん

ライオンさん
激しい雨ですが、動物たちは営業熱心。角にお隠れのバクさんは、ちょっとお願いすると、そのチャーミングな毛皮を見せてくれる。トラさん。ライオンさんは、雨に打たれながら外に出て座り、「こんにちわ」と呼びかけると、振り返ってくれます。ほとんど人のいない動物園。それとも「こんな日に来るヤツの顔を見てみたい」って、動物の方が思ったのかな?

そうこうするうちカフェに、いや、喫煙所につきました。建物の外に二個、灰皿があるだけ。「吸えるものなら吸ってみろ」と挑戦されているような趣です。これくらいで負けるわけには参りません? 雨風に若干あおられながら、根性で2本吸いました。

カンガルーさんは、ご一家でお仕事に励んでいました。小さい子も足だけで営業?

動物さんたち、ほんとにみんなエライ!


   おやつだよ!セスジキノボリカンガルー

わーい、おやつだ!

ここからが、

ここからがあ、

こわいのー
樹上生活に適応し、葉っぱを食べるらしい。飼育係のおにーさんが、枝をいつもの場所と思われるとこに置くと大喜び。さっそく食べに降りてきた。しかし、枝づたいに降りてくる姿は、どうみてもずり落ち。毎日やっていることだろうに。

あ、ごめんごめん。きょうは雨だから滑りやすいんだね、うん。

苦労するとさらにおいしいよ?→




おサルさんも笹を食べる

お立ち台のおイヌ様

しぶくツルさん


いつも遅れる子
ワイルド、シロクマさん
ペンギンさんがこんなにたくさん。となりの水槽ではオットセイも泳いでいて、動物園なのにオトク感があります。ここのオットセイは泳ぐだけで、ほぼアザラシ待遇。どこかと違い、ドラムやキーボードの練習しなくてすむんだあ。よかったねー。

オカピ様
ワクワク広場でも雨に濡れながら、根性で喫煙(めったに来ないチャンスは逃さず?)。最後にウリのオカピを見に行きました。

オカピハウスは、しっかりした屋根が付き、清潔な床材が敷きつめられていました。その中をきれいな毛皮のオカピ様が2頭。さすが「トリ」、待遇も風格も違いました。


   なぞなぞ
ヤマボウシ、タイサンボク等、木の花がきれいでした。名前の解らない木もあって、名札がついているといいのにねー、なんて話しているとラッコさんが「ネコグルマ」と書かれたプレートを発見。

どれだろう? これかな? それはウメ
これかな? それはクマザサ
これじゃない? ただの雑草!(ヒメジョオン様、すみません)


やまぼうし
さっぱり解らず4−5歩先に進むと、今度は「ヤセウマ」の標識。近くには草木も生い茂っているけど、炭焼きがまの模型も置かれています。ということは、植物名かもしれないけど、道具の名前かもしれない。もしかしたら、炭焼き技術の名称だったりして?さらに謎が深まってしまいました。
 
真剣に悩み始めたわたしを残し、ラッコさんはさらに先に歩を進め、突然「わかった!」。そこには「ショイコ」の標識。そしてその横には、あのショイコが!つまり、山仕事などで荷物をくくりつけて背負う枠。枠に縄を巻きつけて背あてになっている、アレです。

なるほど。標識は道具名と推定できました。ヤセウマ、そしてネコグルマの手がかりになります。で、もう一度標識を見ると、下に小さく説明文が書いてあったりして。うっそー。それはエーゴの説明文。深層心理でパスしたらしいです。

ネコグルマの近くでは、木製の小さな車輪を発見。作業用の手押し一輪車でした。ついに謎は氷解したのでした。二人して大爆笑。あ、ヤセウマもショイコの一種らしいですね。

(なぞなぞは、日本の山里を過ぎて、アマゾンセンターに行く手前の道沿いにあります。)


どういうわけか、帰る頃には止みました(爆)

広い園内で、ゆったりとした展示。自分で動物を探す楽しみがあります。もっとも、遠くの岩の上でエラソーに止まっていたウミネコを、オオワシと勘違いする事故もありましたが。

双眼鏡は200円で貸し出してくれますが、かなりかさばる大きさです。軽量で使いやすいものを持っていれば、自宅から持参した方がいいようです。

「○○ちゃんは人工保育で育った甘えっ子です」とか、ちょっとした個体情報がほほえましい、しかし、その○○ちゃんはどいつだ?個体識別のヒントも書いてもらえるといいなあ、と感じました。

あまりに空いているので、カフェもレストランも一部のみ営業。土産店もゲートそばのみ営業ですが、雨には雨の良さがありました。といっても、晴れの日を知らないけど。 行ってよかったです。11時半頃到着して4時まで、飽きずに遊んでしまいました。

写真撮るには、まず濡れた手をタオルで拭き、それからカメラを取り出すので面倒でした。傘を差していても、手にしたたってくるのです。しかも、露出補正だ、構図だと、いちいちうるさいセーカクですしぃ。だから長いしっぽを手と同様に使い、器用にネットに絡ませて飛び回るお猿さんの写真はありません。写真の少ない分、非常に長文になってしまいました。


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