御蔵島に行って来たよ 2006/7/11 P-2もくじ][トップページ]

野生イルカが150頭ほど生息しているという御蔵島。オオミズナギドリの繁殖地の御蔵島。島全体が保護区の御蔵島。

去年の9月、予定を立てたけど毎週の台風で断念。今年こその思いは強かったのだけど、なにせ船は夜行。しかも接岸できない可能性も高いと知って、なかなか決心がつきません。しかも今年はP-2だけでなく、モニィもいる。

しかし一度は行ってみたい。景気付けに5mmウェット新調して行ってきました。もっとも楽天の半額セールだけど。


イルカさんがいっぱい。「おいでー」と呼んだら、1頭がこっちに方向転換、目があった!
スダジイの幹の空洞から空が見えた
宿も船も予約。体力温存のため荷物は宅配するつもりでした。でも荷物だけ到着して、わたしはたどり着けなかったら悲しい。その場合は八丈島で遊ぼうと、八丈のダイビングショップを調べメモ。そのメモをお守り代わりに出かけました。

通常通りの条件付就航。着岸可能かどうかは、天候と船長が慎重派かチャレンジャーかによるそうです・・。台風3号のうねりがかなり来てるらしい。4号も新たに生まれたらしい。しかし、運良く到着。予想通り船では眠れなかったけど、ついに到着できました!

下船したのは約10人。月曜の朝とはいえ、拍子抜け。イルカさんはものすごい人気と聞いていたけど。


イルカウォッチング

親子連れが至近距離

アイーン君


目の前イルカだらけ

元根、二日目の朝は波が荒かった
宿に着いて仮眠(寝たフリ)。イルカ船に乗る前に、ドルフィンスイム講習を受ける予定だったが、出航が8:30、その前に港で練習といわれ、ハードすぎるのでパス。スノーケルができれば何とかなるそうだ。そういうことにしよう。

10日午前。同行のゲストはわたしを入れて4人。ガイドさん2人+船長。合計7人
断崖絶壁の島の周囲を、漁船でビュンビュン飛ばしてイルカを探す。見つけるとブレーキ、静かに近づいてゲストを下ろす。遊び終わると船にあげ、またイルカを探す。それの繰り返し。わたしたちは、鵜飼いの「鵜」状態。

面白いのは船にあがるとき。フィンを履いたまま、バックでハシゴを上がる。スクーバじゃこうはいかない。

わたし以外のゲストはみな潜りがうまくて、ガンガン泳ぐ。もたもたしてるとイルカはあっという間にいなくなる。でも中には寄ってきてくれる子もいて、目があった!思わずうれしい悲鳴。スノーケルくわえててもしゃべれるの発見。親子連れも何組か遭遇。かなり近くで見れました。

11日午前。今日のゲストは3人。やはりみなものすごく上手。一番下手だけど、その分気楽。はぐれないようにしていればいいだけ。昨日よりうねりが高く、潮の流れが速い。すぐに息が上がるので、潜るまねごとは断念。

クールなイルカばかりで遊んでくれないが、間近に見れるだけでわたしは大満足。相手は野生。気が向かなければ姿を見せてくれないと想像してたのに、かなりフレンドリー。大きな群れに遭遇し、一瞬視界がイルカだらけになったのは圧巻でした。

メモ:水温25度 5mmウェット(新品だと)ウェイト5kg 透明度あまりよくない



ガイドさんが撮影してくれたわたし


山ツアー
10日午後。南郷地区。
山道のドライブ3-40分。都道脇に大木。険しい山道は、都道の最高地点なんだそうだ。奥多摩よりこっちの方が高いなんて。海から直立だから険しいはずだ。

この木の幹の空洞から空が見えた

清流もさりげなくあるし

山は険しいし
かつての集落あとに1軒のみ残る南郷山荘へ。そこから山道を徒歩で登っていく。うっそうとした自然林の森。足元に気を付けないと陥没すると注意される。そこかしこに空いた穴は、オオミズナギドリの巣!

つまずくとアブナイ

下を見ながら歩かないと

殻も散乱
そしてしばらく行くと、また大きなスダジイの木。これはミズナギドリが飛び立つときに順番待ちをする枝のある木でした!枝は鳥の滑走路。皮がはげていました。

矢印に注目

右側から見ると
睡眠不足でろくに遊べないことも覚悟していたのに、イルカと遊び、さらにミズナギドリの滑走路まで現場検証でき大感激。しかしガイドさんはさらに奧にいき、違う巨大なしいの木を案内してくれました。根が絡まりまるでラピュタ。みんなで登ってトムソーヤゴッコ。
その後、山荘に戻り、沢から汲んだ水でコーヒーを煎れていただく。まろやかな味にビックリ。
着地したラピュタ?


なにせ夜行一泊。あっという間です。11日13:25の船で帰路。宿の人、同宿の人が見送りに来てくれました。今日いっしょした人は、みな一人旅。縁があったらまたお会いしたいですね。

イルカ船の上から島影が、夜の桟橋からも明かりが見えた、三宅島。近いんですねー。そのせいか、帰りによった三宅の立ち枯れた木々が、より一層痛々しく見えました。

御蔵の桟橋
白い部分が居住区

三宅
宿の近くにあった稲根神社。大木に囲まれ、荒海でまん丸になった玉石が敷き詰められた素敵な神社。境内ではちょうどサクユリが見頃。ここでぼーっとするとほんとうに気持ちよい。

帰るにあたり、また来れますように、御蔵の着眼率が上がりますようにとお願いしてきました。

詳細な御蔵島情報はこちら→御蔵島の旅人


たった夜行一泊なのに、とても中身の濃いの旅でした。一つ心残りは、島の人とほとんどお話が出来なかったこと。周りを散策したとき、挨拶したり、道を聞いた時だけでした。御蔵に惚れ込み、埼玉から移住した人の宿に泊まったためです。とてもよくしてくれて、感謝していまず。またお世話になるなら同じところと、思っていたけど、地元の人の宿へも行ってみたくなりました。

そしてなにより、帰宅したら、Pとモニィが元気で迎えてくれたこと。二人ともちゃんとお留守番出来た。えらいぞ〜。ちょっと、機嫌は悪いようだけど、タマゴなんぞ産んじゃったようだけど・・・。
でもま、元気なんだからエライ!


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